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蝶理と東レの株主価値向上に向けて
弊社及び弊社の運営するファンドは蝶理株式会社(以下「蝶理」といいます。)及び蝶理の親会社である東レ株式会社(以下「東レ」といいます。)の株主です。弊社は蝶理及び東レに対し、株主価値向上のため、株主提案権を行使して次の議案を提出いたしました。
<東レに対する提案内容> NEW!
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<蝶理に対する提案内容>
(カッコ内の番号は下記の説明に対応します。) |
それぞれの株主提案については、下記をご覧ください。
<東レに対する株主提案について> NEW!
東レの取締役にはその株主のために、子会社である蝶理を監督し、保有する資産である蝶理株式の価値を高める責任があります。東レに対し、蝶理を上場子会社として維持することで、どのように東レグループ全体の価値が向上するかという点を開示していただくことを提案します。
<蝶理に対する株主提案について>
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①上場子会社としての少数株主利益の保護のための真に独立した社外取締役の増員
東京証券取引所における研究会において、上場子会社のガバナンス改善のための独立社外取締役の役割について議論されています。そこで、上場子会社としての蝶理のガバナンスを改善するための1つの方策として、取締役会の過半を独立社外取締役とすることを提案します。
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②上場子会社としての取締役会の実効性確保のための外部機関を含めた評価の実施
蝶理の取締役会の実効性評価に関する開示内容は実質的に毎年同じです。評価のマンネリ化が進んでいることが懸念されるため、外部機関が関与した取締役会評価を3年に1回行うことを提案します。
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③株主による資本政策決定への関与を可能とするための剰余金処分の株主総会授権
蝶理は配当金額の決定を取締役会だけで決定することを定款で定めています。しかし、蝶理の取締役が自己資本を積み上げていった結果、利益が増えたにもかかわらず資本効率性は低下し、株主価値は毀損しています。株主の考えを蝶理の資本政策に反映させることができるよう定款を変更することを提案します。
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④将来のROE低下を招く資本政策
蝶理の株主還元の水準は低く、今後も同じ水準が続くと、蝶理の自己資本はさらに積み上がり、株主価値は毀損し続けます。そこで、今よりも自己資本を積み増さないようにするために配当性向100%となる配当を行うことを提案します。
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⑤割安な水準で放置されている株価のバリュエーション
蝶理の資本効率性は、資本コストを下回っており、結果として低い株価のバリュエーションにとどまっています。経営陣の資本コストに対する意識を高め、株主との対話の実効性強化を促進することにより、現状の低いバリュエーションを改善させるため、資本コストの数値と計算根拠を開示することを提案します。
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⑥資本効率性を高めるための政策保有株式売却
蝶理が保有する政策保有株式の半分はワコールホールディングス(以下「ワコール」といいます。)株式です。ワコールは蝶理が政策保有株式を売却しても取引を続けるとしているにもかかわらず、蝶理はかたくなに保有を続けています。また、上場株式保有による決算への時価変動といった不要な影響を排除するためにも、このような政策保有株式を売却していただくことを提案します。そして、売却代金を株主価値向上のために活用していただくことに期待いたします。
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- 2020.12.29
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