蝶理の取締役会議事録の閲覧結果
2020年2月、弊社は蝶理の取締役会議事録を閲覧しました。閲覧謄写の対象は、弊社が問題視している政策保有株式の保有・縮減に関する方針や経済合理性の検証などについてです。
しかしながら、閲覧できた内容は、政策保有株式に関する議論の箇所でさえ一部黒塗り、かつ、議論の基となった資料が添付されていないものでした。
「資料に基づき」と記載されている以上、当然、何らかの資料が取締役会議事録に添付されていると弊社は考え、蝶理に照会しました。
- 当方
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取締役会議事録を拝見したところ、議事録において「資料に基づいて」と記載されている部分が散見されました。「資料に基づいて」に該当する取締役会議事録の別紙又は添付資料はございますか。ある場合はそれらの複写も頂戴したく存じます。
- 先方
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お問い合わせの件、「資料に基づいて」に該当する取締役会議事録の別紙または添付資料はありません。
議事録からは明確に取締役が資料を参照して議論していたと読めます。それにもかかわらず、参照資料が議事録に添付されていないということは、上場企業としてあまりにも杜撰な取締役会の議事録の作成・保存方法だと言わざるを得ず、政策保有株式の経済的合理性に関する議論自体も杜撰だったと考えるほかありません。